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伝統文化豆知識♪ 花嫁着物の文様〜御所解・風景文様編〜

【はじめに】

CUCURUには日々いらっしゃる花嫁さま。その中には、お母さまやご家族がお着物に詳しくご一緒に来店されて「お着物にはこの文様があるものがいい」とかなりの目利きの様子でお着物選びをされる方もたくさんいらっしゃいます。普段はお着物はお召しにならないながらも、お式が決まってからお好みの花嫁着物を探している間に、様々な模様・文様の違いがすこしずつわかるようになってきたり「この文様の意味はなんだろう?」と思った花嫁さまもいらっしゃるかもしれません。

そんな花嫁さま方がもっと花嫁着物を愉しめるよう、今回は花嫁着物のなかに描かれるさまざまな文様の意味やなりたちをご紹介していきます。

「意味も合わせて気に入ったお着物を見つけたい!」
「好きな文様の入ったCUCURUのお着物を知りたい!」
という花嫁さまがぜひお読みくださいね。

今回は、お式にぴったりな『御所解・風景文様』をご紹介していきます。

【御所解・風景文様のなりたち】

四季の草花を細かく密に表し、その間に御所車や扇、柴垣など『源氏物語』等の王朝文学や能に頻出する事物を配するのが特徴的な御所解文様。その中でも、風景を描いた文様が花嫁着物ではよく描かれます。今回は御所解文様と風景文様を合わせて、御所解・風景文様とまとめました。

御所解・風景文様の特徴は二つあります。

一つは、鳥や神様が見ている景色をそのまま描いたかのように、上空から見下ろすように描かれていること。海から天までを一続きに書いていて、その中に「御所車」や「扇」中国の「蓬莱模様」など縁起のいい模様がぎっしりと描かれています。お着物では総絵羽で描かれることが多いため、見る人を魅了する圧巻の絵柄な質の高いお着物ばかりです。
▷蓬莱模様についてはぜひ「松竹梅文様編」をご覧くださいね。

そしてもう一つの特徴は、『源氏物語』や『伊勢物語』など、日本を代表する物語のシーンやモチーフがよく描かれているということ。上流階級の人々の嗜みとして広く読まれ続けてきた古典文学。その物語にちなんだ絵柄はとても人気で、かつ洗練されたセンスや知性の証明にもなっていました。

【花嫁着物のなかの御所解・風景文様】

見た目からも華やかさのある御所解・風景文様。花嫁着物にももちろんたくさん描かれています。今回は実際に御所解や風景文様が描かれているCUCURUのお着物をいくつかご紹介いたします。

<色打掛:王朝御所解花鳥風月>

鴛鴦文様編」でもご紹介したこちらの色打掛。こちらは代表的な御所解文様のお着物で、天から水面までを華やかな模様とともに一気に描ききっています。手描き友禅で細かく柄が描かれた手描き友禅の御所解文様は思わずため息が出てしまう美しさです。

そんな「王朝御所解花鳥風月」には、よくよくみるとこんな面白い絵柄も描かれています。

一見船のようにも見えますが、こちらは伝説の神獣、麒麟なんです。一度実際に目にして、細かい所にまで目を凝らしてみると、新しい発見があるかもしれませんね。

<色打掛:手描友禅遠山御所解>
次にご紹介するのは、金箔が華やかなこちらの色打掛。

こちらも総絵羽で描かれた御所解文様ですが、平安の頃の王朝を思わせる「王朝御所解花鳥風月」とは対照的に、美しい山々や四季草花が描かれているのが特徴です。

△連なる山々に松竹梅や四季折々の花が重なります

自然豊かな柄ながら、使われているお色味がかなり鮮やかなのでお式でも地味になることはありません。女性らしさを加えるなら、髪飾りにお花を加えるのがお勧め。色打掛に負けない鮮やかな色を選べば、トータルでまとまった雰囲気に仕上がります。

【さいごに】

いかがでしたか。御所解・風景文様の由来やお着物での描かれ方を今回はご紹介していきました。
これからお衣裳を選ぶという花嫁さまはぜひ参考になさってくださいね。

こちらのブログでご紹介したお着物が気になる、ご試着したい、という花嫁さまは、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

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