CUCURU

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コラム

伝統文化豆知識♪ 花嫁着物の文様〜熨斗文様編〜

【はじめに】

CUCURUには日々いらっしゃる花嫁さま。その中には、お母さまやご家族がお着物に詳しくご一緒に来店されて「お着物にはこの文様があるものがいい」とかなりの目利きの様子でお着物選びをされる方もたくさんいらっしゃいます。普段はお着物はお召しにならないながらも、お式が決まってからお好みの花嫁着物を探している間に、様々な模様・文様の違いがすこしずつわかるようになってきたり「この文様の意味はなんだろう?」と思った花嫁さまもいらっしゃるかもしれません。

そんな花嫁さま方がもっと花嫁着物を愉しめるよう、今回は花嫁着物のなかに描かれるさまざまな文様の意味やなりたちをご紹介していきます。

「意味も合わせて気に入ったお着物を見つけたい!」
「好きな文様の入ったCUCURUのお着物を知りたい!」
という花嫁さまがぜひお読みくださいね。

今回は、花嫁着物に多く登場する「熨斗文様」をご紹介。

【熨斗文様とは?】

熨斗(のし)という言葉。現代ではなかなか目にすることもありませんよね。熨斗がどのようなものかご存知でしょうか。

これは「束ね熨斗」とも言われ、貝のアワビを乾燥させた熨斗を束ねたものが文様になったもの。
昔はこのアワビの熨斗を儀式などに用いていたことからだんだんと「永遠」の象徴となり、吉祥文様として描かれるようになりました。

また、その模様の特徴から折り目正しく重ねるという意味もあり、婚礼衣裳としてはぴったりのおめでたい柄です。

【花嫁着物のなかの熨斗文様】

お着物全体に大きく描かれた熨斗模様は様々な花模様などに彩られ、まさに華やかそのもの。今回は、そんな熨斗文様が特徴のお着物をご紹介いたします。

<色打掛:黒地相良のし目花車>

まず最初にご紹介するのは、明るく可愛らしい色合いが特徴のこちらの色打掛。お着物全体に大きく熨斗模様が描かれています。一つ一つの折り目には、可愛らしい色合いで細かな刺繍が施されており、見ている人も笑顔にしてくれる一枚です。可愛らしい黒地色打掛をお探しの花嫁様にぴったり。

<色打掛:白地大熨斗目青海波>

続いてご紹介するのは、こちらの色打掛。少し古典的な印象に仕上げたい花嫁さまにぴったりの一枚です。全体を通して華やかに束ね熨斗が描かれ、白地に裾の青海波のコントラストも華やかです。

<白無垢:善王寺織熨斗草花に鶴>

熨斗と草花の模様が立体的に浮かび上がる、織の白無垢。熨斗が模様にあることにより、縦のラインが印象づけられすっと綺麗な雰囲気にしてくれます。色遊びを加えたコーディネートはもちろん、色を加えない王道の白無垢姿でも芯のある花嫁さまの存在感を高めてくれるお着物です。

【さいごに】

いかがでしたか。伝統的な日本の文様である熨斗文様。華やかで女性らしい印象を与える熨斗のお着物をぜひ選んでみてくださいね。

こちらのブログでご紹介したお着物が気になる、ご試着したい、という花嫁さまは、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

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