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2018.03.20

【和装基礎知識】花嫁着物のいろは:色打掛編

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 「和婚」と言えば白無垢を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、様々なお色が華やかで披露宴のお色直しなどでも人気のある色打掛。王道の赤や金のものだけでなく、自分のお好きなお色や文様のものを選べたり、色打掛ならではの技法のあるお着物があるのも魅力的。今回はそんな色打掛の魅力を、特徴や歴史から挙式スタイル、ヘアアレンジにいたるまでたっぷりとご紹介していきます。
▷白無垢の紹介はこちら
▷引き振袖の紹介はこちら

 
【メニュー】
1. 色打掛とは
2. 色打掛の歴史
3. 色打掛での挙式スタイル
4. 色打掛の種類
5. 色打掛でのヘアスタイル
6. 色打掛でのコーディネート実例
7. さいごに
 

【1. 色打掛とは】

 色打掛とは、鮮やかな色や柄が特徴の和装の婚礼衣裳のことです。現在では、和装の花嫁着物の中でも白無垢とほぼ同じぐらいに格式高いとされています。色鮮やかな見栄えと存在感のある華やかな佇まいから、披露宴のお色直しや前撮り、後撮りでお召しになる方も多いお衣裳です。そんな華やかな色打掛について、こちらの記事では紹介していきます。

色打掛にチュール
▷花嫁着物に使われる和装小物についてはこちら
 

<色打掛の特徴>

 色打掛の特徴は何といっても、様々な色や柄が使用された豪華絢爛な存在感。披露宴映えするので、披露宴でお召しになられる花嫁さまも多く、四季のお花が織り込まれたものや鶴の文様が入ったものなどバリエーションが豊かなのも特徴です。色鮮やかな色打掛に身を包んだ花嫁姿はとても絵になるので、前撮りや後撮りでお写真に残す方が多いお衣裳です。和装だからこその、華やかなお色使いや柄使いを是非愉しんでみてくださいね。

 

【2. 色打掛の歴史】 

 そんな色打掛はどのようにして花嫁衣裳として着られるようになったのでしょうか。そんな色打掛の歴史を紐解いていきましょう。
 現在では色打掛は正装にあたりますが、かつては白無垢に比べ正装としての役割は薄かった色打掛。もともと、室町時代末期に上級武家の女性が秋冬から春にかけて小袖の上から羽織っていた防寒用のお着物がはじまりです。その羽織が豪商や裕福な町娘などの間でも浸透していき、やがて婚礼の際に使用する『色打掛』として正装として広まっていきました。江戸時代には、白無垢に色掛下を合わせることも多くなり、そのお色直しとして赤や様々なお色の打掛を掛け替えていたと言われています。

 色打掛の歴史
(歌川国芳『婚礼色直し之図』 https://ukiyo-e.org
 

【3. 色打掛での挙式スタイル】

 長い歴史の中で様々に変化してきた色打掛。王道の神社での神前式はもちろんのこと、様々な挙式スタイルにあわせて色打掛をおたのしみいただけます。
それぞれの挙式スタイルの特徴と、色打掛の合わせ方を紹介いたします。

 

<神前式>

 神前式とは、神社で行われる婚礼のこと。ご新郎とご新婦さまどちらかの生まれ育った場所の神社でお式をあげる方や、国をまつる神様のいる大きな神社で神前式をされる方もたくさんいらっしゃいます。

 そんな神社での神前式には赤や金、黒を使った古典的で華やかな色打掛がおすすめです。地毛で結う新日本髪やおかつらに角隠しを合わせてかっこよくお召しいただくのはもちろん、洋髪に簪を使ったヘアスタイルも綺麗に決まります。

色打掛×明治神宮挙式
(明治神宮さまで挙式された先輩花嫁さま。ご紹介コラムはこちら


<仏前式>

 仏前式とは、仏教の方式に従った仏閣での挙式のスタイルのこと。仏さまやご先祖様におふたりの結婚を報告し、繋がったご縁に感謝する意味で行います。 神社での神前式に合わせて、日本の伝統的な様式で結婚式を挙げたいというおふたりに人気の挙式スタイルです。たくさんの金細工や仏像が飾られた広い本堂は鶴や吉祥文様などお衣裳の柄やお色味も映え、結婚式にふさわしい重厚な存在感を感じさせます。

 そんな仏閣での仏前式には、鶴などを用いたかっこいい古典柄の色打掛を粋に着こなすのがお勧めです。

色打掛×仏閣
(江ノ島の龍口寺で前撮りをされた先輩花嫁さま。紹介コラムはこちら
 

<教会や洋風な会場でのお式>

 チャペルでのお式というと一般的にはドレスが主流ですが、かわいらしいお色味の色打掛を着て人前式をされたり、披露宴のお色直し衣裳にお選びいただくことも多くございます。人前式とは、宗教や宗派によらず形、列席者のみなさまに結婚の証人となってもらいお二人のご結婚を宣言する挙式スタイル。洋柄の華やかな色打掛でかわいらしくまとめていただくのはもちろんのこと、白地や淡いお色味の色打掛でやわらかい雰囲気のコーディネートをするのもお勧めです。
色打掛×チャペル

(赤坂プリンス クラシックハウスでお式をされた先輩花嫁さま。紹介コラムはこちら
 

【4. 色打掛の種類】

 一言で「色打掛」といっても素材、お色味、柄、技法などさまざまな、たくさんの種類があります。古典的なものだと松竹梅や桜などの植物の文様、鶴や鳳凰の鳥の文様、その他に乗り物やかごの文様など様々なものがございます。さらに、洋柄の染めがほどこされたものや裏地のお色味にこだわったものなど雰囲気も見栄えもさまざまなお衣裳の中から自分の一着をお選びいただけるのも魅力的。
色打掛の種類

 色打掛は、大きく分けると織のものと染めのものに分かれます。織りのお着物は、生地を作る際にひとつひとつ丁寧に模様が織り込まれており、重厚感のあるのが特徴です。来ていただいた時の華やかなボリューム感や金や色のたくさん施された豪華な模様は大きな会場さまでも存在感を発揮します。染めのお着物と比べて着ていただいたときにずっしりとした重みを感じるのが難点ですが、職人さんの手により丁寧におられた手機のお着物であれば他のものに比べると軽く仕上がっています。

 染めのお着物は、正絹などの生地の上に一筆一筆模様や絵が描かれたお着物です。織りのお着物と比べると全体的に薄手でさらっと着ていただけるのが特徴です。全体のシルエットもすとんと細身に仕上がるので、体型を気にされている花嫁さまや小さめの会場でお式をあげる花嫁さまにおすすめ。また、鮮やかなお色味やモダンな洋柄のものも多いのも特徴的。

 

<CUCURUの色打掛>

 様々な種類がある色打掛ですが、CUCURUで取り揃えているものもこだわりの詰まった様々なお衣裳がございます。色や細部にこだわっているCUCURUだからこそ、特別に地のお色味を一から染めて仕立ててもらったり、CUCURUにしかない一着を取り入れたり、どんな花嫁姿をご希望の花嫁さまにも気に入っていただける豊富なバリエーションがございます。
 そんなCUCURUの色打掛をほんの少しではありますが、ご紹介いたします。

 

国花丸紋白地織亀甲

白の色打掛
 様々な種類の国花の丸紋があしらわれた。格式高い白地の織りのお着物です。職人さんの手によって織られたこの手機お着物は、なんと1日に30cmずるしか織ることのできない繊細で貴重な職人技が詰まった一枚です。お着物の時の模様として織り込まれている亀甲文様は、長寿吉兆の象徴である「鶴亀」が描かれている日本の伝統的な吉祥文様のひとつです。白地に赤い裏地という古典的な色合わせながらも、様々な色の大きな花紋が洗練された現代の花嫁さまにもぴったりです。白いお着物がいいけれど、白無垢ではなくやっぱり華やかな柄の入った色打掛がいい!という花嫁さまにお選びいただいている、CUCURUでも人気の色打掛です。
 

紺碧道長取青海波 

水色の色打掛
 CUCURUでもいつもお式に出てしまっていて、なかなか見ることができないほど人気の青地の色打掛。鮮やかな青海波の模様と全体にあしらわれた金箔が眩しい、インパクトのあるお着物です。雲一つない夏の空のように澄み渡る青色と金の上に施されているのはかわいらしいお花の刺繍。朱色の裏地が色打掛の色と鮮やかなコントラストを作り出し、華やかな会場でも豪華に映えるCUCURU一押しのお衣裳です。青海波には「波のように途切れることなく続く、穏やかな生活が続きますように」という願いがこめられており、これからの末永い幸せに向けて門出を迎える花嫁さまにぴったりの一着です。
 

『王朝御所解花鳥風月』

赤の色打掛
 裾にかけて赤から黒へ変化していく中に四季の草花が繊細な刺繍でほどこされている、多彩で華やかな一枚です。こちらのお衣裳の赤は朱色ではなく深い赤のお色味で、古典的ながらもどこか現代的な雰囲気も醸し出してくれます。お着物に描かれているのは、日本の美しい自然を表現した「花鳥風月」の模様。ひとつひとつの柄にはこまかく手刺繍が施されており、遠くから見ても近くからみても存分に楽しんでいただけます。
 

黒地相良熨斗目花車 

黒の色打掛

 光があたると金色に輝く華やかな黒地のお着物に、色とりどりな熨斗目(のしめ)の模様が盛大に描かれたインパクトの強い一枚です。 熨斗目の中には色彩豊かな四季の草花が相良刺繍で施されており、立体感のある華やかなかわいらしさを加えてくれています。縁取りに使われているのは、金駒刺繍。どちらの刺繍も、時間と手間を惜しまずに職人さんがひとつひとつ手縫で完成させた貴重な職人技を感じることができます。色味や柄、華やかさ、どれをとっても迫力満点のお着物ながら、刺繍の色使いにかわいらしさがつまっているので、かっこいいだけでなくかわいらしさも大切にしたい花嫁さまにおすすめです。
 

藤色大華友禅 

藤色の色打掛
 職人さんによって描かれた現代的な草花が特徴的な染めのお着物です、ほっそりとしたシルエットでしなやかな印象を与える手書き友禅に、花の部分には伝統的な技法を使った手刺繍が施されています。若菜色、浅葱色と別のお色味も人気のこちらのお衣裳ですが、新作の藤色はCUCURUオリジナルで染め上げていただいた、ここにしかない一着です。裏地には、藤色に合わせて珊瑚色を選びました。華やかな色使いと大柄の模様のこちらのお衣裳は、和風な会場だけでなく、チャペルや洋風の建物でも楽しんでいただけます。

 

【5. 色打掛でのヘアスタイル】

 色打掛をお選びいただくときに、花嫁さまが迷われるのが当日のお式でのヘアスタイルです。色打掛で日本髪をされる際は角隠しをつけていただくこともできますし、洋髪にヘッドドレスを合わせて華やかにしていただくことも。こちらでは、そんな色打掛での髪型のスタイルをひとつづつご紹介していきます。
 

<結い上げ>

 地毛で結った新日本髪でまとめたり、おかつらをつけて色打掛に合わせることで、古典的で美しい花嫁姿に。色打掛では、角隠しをつけて神前式などのお式に出ていただくこともできますが、その際には日本髪を結うのが基本。
色打掛で日本髪
さらに詳しい紹介はこちらをごらんください。
 

<洋髪+ヘッドドレス>

 コーディネートや会場さまの雰囲気に合わせて、洋髪にヘッドドレスで華やかに仕上げるのも色打掛では可能です。
 トータルコーディネートにこだわるCUCURUではヘッドドレスはとても重要なポイント。こちらでは、色打掛に合うtegaraのヘッドドレスをご紹介していきます。

 

『葉っぱのティアラ』

色打掛×洋髪とヘッドドレス
 こちらは、幸せを呼ぶといわれているオリーブの葉をモチーフにして作られたヘッドドレスです。洋装でもお使いいただけるデザインの髪飾りですが、和装に合わせるとより繊細で女性らしい印象にしてくれます。後ろにつけると凛とした美しさを、前にティアラのようにつけると愛らしさを際立たせてくれます。
 

『下がり玉簪』

色打掛×洋髪とヘッドドレス

 登場してすぐに欠品になってしまったほど、CUCURUでも大人気の新作のtegaraの簪です。小さな実を簪にしたかのようなかわいらしい下がり簪。高い位置につけてゆらゆらと動きのあるスタイルにしたり、大小さまざまな簪を組み合わせたり、頭の形に沿ってピンで留めてニュアンスを加えたり、さまざまな愉しみ方があるのも魅力。

 

『松竹梅』

色打掛×洋髪とヘッドドレス
 『松竹梅』をモチーフにしたかわいらしいヘッドドレス。松は真鍮繊維、竹は正絹、梅は艶やかな撚り糸を巻いておめでたい文様である松竹梅を表現しています。アップスタイルにして下の方にまとめてつけていただいたり、3つを前と後ろそれぞれバランスよくつけていただくと和の要素を取り入れながらも現代らしい華やかな花嫁さまに。

 tegaraのヘッドドレスを始め、CUCURUでは色打掛に合うヘッドドレスを多数ご用意しております。さらにご覧になりたい方は、お気軽にご来店くださいませ。

 

【6. 色打掛のコーディネート実例】

 色打掛のいろはを全てお伝えしたところで、最後に実際に色打掛を着てお式当日や前撮りをされた花嫁さまをご紹介していきます。是非参考にしてみてくださいね。
 

<八芳園でお式をされた先輩花嫁さま>

色打掛コーディネート

 華やかな和装が映える、豪華な雰囲気の八芳園でお式をされた先輩花嫁さま。古典的ながらも、粋な小物づかいで洗練されたおしゃれさを。紹介コラムはこちらからお読みいただけます。

 

<色打掛でフォトプランをされた先輩花嫁さま>

色打掛コーディネート

 やわらかな雰囲気の花嫁さまにぴったりの白地の色打掛で撮影された花嫁さま。色打掛の刺繍に用いられた水色や橙色にあわせた小物使いで、甘すぎない大人可愛い印象に。こちらの先輩花嫁さまのご紹介コラムはこちらからどうぞ。

 

<レストラン・ウエディングをされた先輩花嫁さま>

色打掛コーディネート
 東京のシエロイリオ蔵前さまにてレストラン・ウェディングをされた先輩花嫁さまです。CUCURUでも大人気の「紺碧道長取青海波」に真朱の掛下で、写真にも映える華やかなコーディネートに。こちらの花嫁さまのご紹介はこちらのコラムよりどうぞ。

 さらに色打掛のコーディネートをご覧になりたい方はこちらもチェックしてみてくださいね。
  ▷ 秋冬挙式の方におすすめしたい色打掛コーディネート​
  ▷ アンダーズ東京でお式をされた先輩花嫁さま
 

【7. さいごに】

 いかがだったでしょうか?
 色も模様も様々な色打掛は会場やコーディネートによって全く違った印象を与えてくれます。特別な日の色打掛、心残りのないようにこだわってみませんか。ぜひCUCURUこだわりの色打掛を見にいらしてくださいね。ご予約をお待ちしております。
 ▷ ご予約はこちら


 
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