手間ひまかけられた刺繍の技法のお話
こんにちは
CUCURUです。
優れない天気が続いておりますね。
お出かけされる際には、足元には十分にお気を付けください。
さて、本日は見れば見るほど美しい刺繍の世界
職人さんの手間ひまかかる伝統技法をご紹介。
今回は、『相良刺繍』(さがらししゅう)という刺繍の技法についてのお話です。
相良刺繍とは、中国三大刺繍のひとつで、生地の裏から糸を抜き出して結び玉を作り、
これを重ねて模様を描いていく技法。
高い技術ととてつもない時間を要しますが、
とじ糸がなく糸が引っかっからないので、どの刺繍よりも丈夫です。
玉のように縫い込むことから別名、玉縫いとも呼ばれます。
立体的な刺繍なため、刺繍で描かれる柄は
陰影がつき独特な風合いがあります。
その立体感が、圧巻の華やかさと豪華さを引き立てます。
ひと針ひと針。
手間ひまのかかる職人さんの手仕事
その丁寧な手仕事があってこその花嫁和装の美しさなのです。
そんな職人さんの見えない努力の結晶が集まって、一枚のお着物が仕立て上がります。
減りゆく職人さんの伝統技法を守っていくこと、
花嫁さまに美しい伝統技法を届けること。
それがCUCURUの役目だと思っております。
お着物を選ぶ際には、ぜひ刺繍の技法の違いについても注目してみてくださいね。