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2018.09.22

【和装文化】和のセンスを磨く良書6選

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ご来店をきっかけに和装を好きになり、お式後に普段のお着物を愉しむようになった花嫁さまがCUCURUにはたくさんいらっしゃいます。
そんな皆さまが声を揃えておっしゃるのが、「色や柄合わせが楽しい!」というお声と「そうは言っても和装らしさを残しながら、自分らしくオシャレに着こなすのが難しい!」というお声。

奥が深いからこそ楽しい和装の世界。
でももっと身近に始められたら……そんな思いを持つ花嫁さまのために、和装ならではのセンスを磨く良書を5冊をCUCURUスタッフがご紹介いたします。

 
【メニュー】
1. 白州正子『きもの美』
2. 川端康成『美しさと哀しみと』
3. 中原淳一『あなたがもっと美しくなるために』
4. 谷崎潤一郎『細雪』
5. 井原西鶴『好色五人女』
6. 紫式部『源氏物語』
7. さいごに



1. 白州正子『きもの美(2008)』】

 白州正子といえば、お能や文学、骨董など、和のものに造詣が深いイメージがありますね。こちらの本はその中でもお着物がテーマになったエッセイ集です。46歳の時に染織工芸の店「こうげい」を始めたのち、敬愛する染織家たちとの交流の中で審美眼に磨きをかけていった著者。
 私たちCUCURUが花嫁さまににお伝えしている職人さんの技巧の数々……それは、お着物一枚一枚が見せる表情に職人さんの想いやひととなりが映し出されているから。読み進めていく中で、お着物に対する愛情が深まっていくような、そんな一冊です。

 

2. 川端康成『美しさと哀しみと(1965)』】

 川端康成と言えば、日本を代表する文豪の一人として有名ですね。そんな作者の書く小説は、登場する女性たちのお着物にも彼女たちの心情をのせて描写しています。とくに『美しさと哀しみと』という小説では、40歳の日本画家である音子と若い女弟子けい子の二人が、自ら描いた帯や着物を身につけているシーンが登場。
 性格の違う二人の女性とその二人の身につけるお着物……古くから自然や心情を着るものにのせて身にまとった日本人ならではの感性が感じられる一冊です。
 純文学を読むのが苦手……という方は、映画版もお勧めです。けい子役を演じるのは、なんと女優の加賀まりこさん。今見てもかわいらしいモダンで可愛らしい出で立ちはきっとお着物コーディネートの参考になるはず!



 

3.中原淳一 『あなたがもっと美しくなるために(1958)』】

 現代ではレトロガーリーな雰囲気で長く人気な中原淳一ですが、彼の描く女性たちやそのファッションは洗練されていて当時の女性たちのあこがれの的でした。そんな中原が語るオシャレとは、『美しくありたいと言っていくらお金をかけても、チグハグなものを身につけていたのでは苦心して飾ったことばかりが目立って却っておかしいし、上手に扱ってこそ、本当に効果をあげることができるというものです』というもの。
 こちらの本では、そんな中原のおしゃれの極意がぎゅっと一冊にまとまっています。和と洋の色合わせ、コーディネートの違いが追求しイラストとともにわかりやすく解説されています。着付けのコツが載っているのもポイントです。


 


4. 谷崎潤一郎 『細雪(1936)』】

 こちらも近代を代表する作家である、谷崎潤一郎の作品です。源氏物語を当時版にアレンジしたとも言われている『細雪』は、京都に住む4人の美人姉妹の日常を描いた小説です。
 美しい女姉妹たちが帯を締めるシーンから始まるこの小説には、近代文学版源氏物語とも言われるほど美しい女性たちの生活や着こなしがふんだんに描写されています。文豪の中でもひときわおしゃれだった谷崎潤一郎が描く女性たちの着こなしは必見です。


 

5. 井原西鶴 『好色五人女(1686)』】

 時代が変われば流行も変わる……でも「センスが良い」と感じさせる人は、時代を超えて魅力を感じる何かがある。江戸を代表する浮世草子作家の井原西鶴もその一人です。
 テンポの良い軽快な文章から感じる『粋』なセンスに、登場する女性たちの着こなしの美しさ。現代の私たちも学べるところはたくさんです。『好色五人女』では、江戸きっての遊び人の青年たちが町行く女性たちのファッションチェックをする場面も。西鶴がどんなポイントで「美しい」と言っているのか、注目です。



 

6. 紫式部 『源氏物語(1008)』】

 最後はいわずと知れた日本文学の最高傑作である源氏物語をご紹介。平安時代に紫式部により書かれた源氏物語には、源氏が愛したさまざまな女性たちが登場します。それぞれの女性たちには花や色など、イメージに合った呼び名がつけられその個性は十二単の重ねの色味にも現れています。季節や想いに合わせて様々な色や柄を選んでいく……古くからの和歌を教養として嗜んでいたからこそ見せることのできる、洗練されたおしゃれには舌を巻くばかり。
 現代のお着物も、平安時代から長く続く色合わせや柄合わせも多いもの。昔の作品からもぜひヒントを見つけ出してみてくださいね。




 

7. さいごに】

いかがでしたか。
上品なお着物の着こなしは教養あってこそのもの。是非みなさんも本でセンスを磨いてみてくださいね。


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